2012-01-13

年が明けた。熱が出た。

●あけましておめでとうございます。今年は結構頑張ると思いますので、今年もひとつよろしくお願いします。

●新年早々、2日からトラック作り。JOKE MICをプロデュースするという仕事。
「プロデュース」というものは実に幅広くて「ダメだしをする」とか「なんとなく口頭で伝える」というライトなものから、「作詞作曲をする」とか「演奏もやる」とか「さらにジャケデザインも」なんていうヘビーなものまである。どれもプロデュースと呼ぶらしい。
今回の僕はというと「トラック作り~ミキシングまで」で、まあ真ん中くらい。やや重め。

ちなみに、オバ君をプロデュースする仕事は結構軽め。どっちも同じ「プロデュース バイ ブートビート」となる。牛肉にも等級があるようにプロデュースにも「チカラ加減」の等級があってもいいかもしれない。でないと、重い方々に申し訳ない。

●熱が出た。最初は微熱だったがみるみる悪化した。これには原因がある。オヤジだ。
うちのオヤジは精神的にとても弱く、寝不足自慢、体調不良自慢、俺のほうが体が弱い自慢。などなど、病気へのアピールが尋常ではない。風邪など引 こうものなら10分毎に体温を測って微熱アピール。測っても熱が出ていなかった場合は「熱がコモッテイル」と謎の言葉を吐き、体温計では計り知れない体調 不良を訴え続けた。そんなオヤジを見るにつけ「どうせ体調不良なんだったら、何度も測るんじゃねえ!」と僕は何度も怒鳴っていた。

怒鳴っていただけに、一回体温を測ったらもう測れない。微熱だった。「平熱が35度台なので微熱でもそこそこきつい」なんて軟弱な事も言えない。 寒気がすごくて「さっきの測った時よりも確実に悪化している。もう微熱でもなさそうだ」と確信がもてたとしても測れない。頭がくらくらしてもアピールでき ない。とにかく「いや~、なんか今日さみいなあ~」と言いながら我慢した。

この強がりが微熱をみるみる悪化させて数時間後、僕はついに「・・・病院へ行きます」と弱音を吐き、ネットで近所の病院の診察時間を調べてフラフ ラと歩いて向かった。病院へ着くと診療時間が違っていて、まだ開いていなかった。これはツライ。外では待てないし、仕方ないのでフラフラと家に帰ってネッ トで調べなおしたが、僕は間違えておらず病院のホームページのほうが診療時間を間違えていた。
僕はコレにひどく腹を立てて「病人を騙す様な病院にはいかない。もういかない」と弱々しい声で、しかし強い意志を込めてオヤジに言い放った。

コタツに入って1時間ほどすると、僕はなぜか頭がぼうっとして楽しくなってきた。へらへらと笑い始めた。僕は覚えていないのだが、この時点で僕は謎の歌を唄い始め、ヤバイと思ったオヤジは嫌がる僕を車に乗せて病院へ運んだ。

これが良い判断で、病院で熱を測ったら39.8度あった。
点滴、解熱剤、座薬で無事に回復。次の日には元気になった。