2012-03-12

3月頭。家にある酒が尽きたので買出しに行こうと思っていたら、いいタイミングでワタナベからメールがきた。「いまからカズキんち行くけどおまえも行くか?変な酒いっぱいあるぞ」という内容。

しばらくすると車で迎えに来てくれて、カズキの家へ移動。すぐに「酒はどこだ」と催促するとガレージへ案内された。
そこにはカズキの家族が「これは飲まない。もしくは飲めない」と判断した酒がダンボールいっぱいに放置してあった。感動した。見たことない酒がいっぱいだった。何語なのか分からないようなのもあって、僕はこれを全てワタナベの車へと積み込んだ。

カズキの部屋に戻ると3人で格闘の録画したやつを見て深夜に帰宅。


酒瓶を部屋に並べてみて一本ずつ確認した。「蒙古王」という度数も何も書いてない酒があった。酒かどうかも分からない。他にも漢字だらけのやつが何本かあったが全て度数が記載されていなかった。あっちの国の人はそういうのは気にしないのだろうか。他には「maple syrup」と書いてあるモノもあった。これはそのままメープルシロップと読んでいいのだろうか。酒じゃないかもしれない。「原酒」というシンプルなタイトルのブランデーがあった。十勝産。度数が60もあってビビった。ほろ酔い状態からこいつに手を出して気がついたら昼だった、という日が必ずくる。

とりあえず適当に開けて飲み始めた。普段飲み慣れていない酒は妙に回るのでアッサリ泥酔して、気がついたら寝ていた。
そして「酔って部屋をめちゃくちゃにしてしまった」という夢を見て、昼に目が覚めた。夢で良かったとホッとして部屋を見たら似たような光景が広がっていて、そういえば昨日飲んだなと思い出してすごく混乱した。どこまでが夢で、どこまでが現実だったのか全く分からなくなった。夢の部分も確実にあるので絶対に「全て現実」という訳ではない。しかしUSTをやったのは現実のほうで、部屋をめちゃくちゃにしたのも現実のほうで、友達が来てたのは夢のほうで、屋根に上って遊んだというのは確認不可能だった。夢よりは若干部屋がキレイだったのでまあよしとする。


「原酒」の瓶はもちろん開いていた。