2023-08-28
処置を終えて
2023-08-22
恐怖で震えたのは何年ぶりだろう
床用ワックスを購入して部屋中を綺麗にした。ついでにと、テーブルにもワックスをかけて、その勢いでテーブルのガラス板を外して風呂場で洗った。これがまずかった。僕の手はワックスでツルツルになっていて、ガラス板を落とした。割れた。足の甲に刺さった。
血が止まらないから、バンドエイドを貼って、ティッシュで押さえて、包帯でぐるぐる巻きにした。完了。
彼女が帰宅したので経緯を報告して「ちゃんと処置したから大丈夫」と僕が言うと、彼女はすぐさま包帯を外して患部を見て「これは処置になってない。洗ってもいない。足腐るよ」と言った。傷口から骨がよく見えた。
彼女はまず足をタオルで拭いてくれた。これが悲鳴をあげたくなるほど痛かった。そして病院に連れて行かれた。タオルで拭くだけでもあんなに痛かったのに、消毒と洗浄をしてから、麻酔をして縫う事になるだろうと彼女は言った。怖くて怖くて身体が震えた。抑えようとしても止まらない。
深夜の病院は患者が数人しかいなかったが、なぜか2時間待たされた。恐怖で震えている中での2時間は精神的にきつかった。
実際の処置は、真っ先に麻酔をしてくれたので、何も痛くなかった。彼女はさも当然という顔をして、「そりゃあ麻酔が先だわな」と言った。
僕は懲らしめられたようだ。
2023-07-26
バイクその4
バイクのレギュレターとは、発電した交流の電気を直流に変えてバッテリーに充電させ、なおかつ、余分な電気は熱として放出する役割がある。なので、レギュレターが壊れた場合、余分な電気も丸ごと充電してしまう「過充電」と、交流から直流に変えられない「無充電」がある。過充電だった場合、真っ先にヘッドライトがダメになる。ブレーキを踏めばブレーキランプもダメになるし、ウインカーを使えばウインカーランプもダメになる。気持ちが良いくらいに次々と電装系が壊れていく。それほど時間もかからずにバッテリーもダメになる。無充電の場合は、たんにエンジンがかからなくなる。無充電のほうが軽症ではあるけれど、無充電の場合は、レギュレターが原因ではない可能性が出てくる。過充電ならレギュレターが原因でほぼ確定だが、無充電の場合は「そもそも発電していない」という可能性もあるのだ。こっちの場合、ジェネレータが死んでいる可能性があって、ジェネレータの交換は、レギュレターの交換とは比較にならないほど手間がかかる。ビッグスクーターは修理が面倒で、問題がある箇所に辿り着くだけでも相当な時間を要する。
ジェネレータがダメだった場合、自力で交換できる気がしないから、祈る気持ちでレギュレターを交換した。不幸中の幸いで、無充電の原因はレギュレターだった。過充電だったら、全てのライトも交換だった。本当に運が良かった。
僕はこれに安堵していたが、彼女は「過充電ならとりあえず乗って帰って来れただろうし、すぐにレギュレターが原因だと確定出来たでしょ。無充電だったから、5時間半もバイクを押したし、無駄にバッテリーを交換したし、小牧からバッテリー運ばずに済んだじゃん。何回死にかけた?買ったばかりのTシャツも変な油汚れが付いたよ」と言った。
全くその通りだ。が、今それ言わなくても良いじゃないか。
とにかくバイクは直った。
2023-07-22
バイクその3
バイク不動の原因はレギュレターだった。早速、レギュレターをアマゾンで購入した。
配達予定日になってもレギュレターは届かなかった。注文履歴から調べてみたら「配達が遅れています。あと5日経っても届かなければキャンセルの手続きをしてください」みたいなことが書いてあった。さらりと5日も待たせやがる。
5日も待つ事は無かった。2日後にアマゾンから「配送業者より商品の所在が不明と連絡がありました」と連絡が来た。待てば良いのか、キャンセル扱いなのか明記されてない。仕方なく、カスタマーセンターに連絡すると「キャンセルという事で処理しますが、配送業者にも連絡しないと、そちら側で商品が見つかった場合、配送されるかも知れません」という事で、どこにどんな連絡をすれば良いのか教えてもらった。
この配送業者のカスタマーセンターが何度電話しても繋がらなかった。さらにこの電話には20秒10円かかるらしく、別に良いのだけど、なんでこんな事しなきゃならんのだと思えた。電話は繋がらないから、近くの営業所へ直接行ってキャンセルする事にした。
すると、営業所の人から「商品は明後日届きますが、キャンセルしますか?」と聞かれた。所在不明というのは何だったのだろう。何がなんだか分からないけど、「アマゾンのほうにはキャンセルで処理してもらったので、キャンセルでお願いします」と言って帰宅すると、僕はアマゾンのアンケートに思いのタケをぶつけた。
バイクが直る気がしない。
バイクその2
バイクが不動の原因はバッテリーだった。早速、バッテリーを買って、試し運転がてら小牧のセカンドストリートまで行った。ヤフオクを見ていたら、この店にマルジェラのビッグTシャツが売っているらしく、実物を見て判断したかったからだ。
サイズもぴったりだったから、ご満悦で購入して、帰ろうと思ったら帰れなかった。またバイクが動かない。ろくに確認もせずに直ったと決めつけてしまい、とんでもない距離を走ってしまった。バイクを押して帰るなら、前回の3倍の距離である。生きて帰れる気がしない。
そこで、近くの公園にバイクを停めて、バッテリーだけ外して、それを持って電車で帰る事にした。原因が別にあるとしても、家でバッテリーを充電して来たら、乗って帰る事は出来るはずだ。
押すよりはマシだったが、これも楽では無かった。まず、近くの公園もそれほど近くなかったし、工具が無いから、それを買うために土地勘のない周囲を彷徨った。そして、工具を買って、取り外したバッテリーが重かった。ダンベルを持って歩いているようなものだった。さらに、駅も遠かった。これも炎天下にやる事ではない。
ダメ押しで、雨が降ってきた。さっきまでの晴天が嘘のように急に荒れてきた。雷も鳴り始めて、神龍が出て来そうだった。バッテリーが濡れるとたぶん壊れるから、僕は買ったばかりのTシャツでバッテリーを包んだ。この時、僕は泣いていたかもしれない。疲れすぎてよく覚えていない。
小走りで駅に着くと、駅員さんに「一宮に行くならバスのが早いかも」と教えてもらったから、バスで帰る事にした。
バスは走り出して、僕が先ほど歩いて来た道のりをぐんぐん戻って行った。僕がバイクを停めている公園の近くにもバス停があった。バッテリーの充電をした後は、このバス停で降りれば楽だな。なんて素直に思えるわけもなく、無駄に長距離を歩いた事と、無駄に雨に打たれた事と、バッテリーを守るためにTシャツを犠牲にした事に腹が立った。